自宅警備員の雑ブログ

出来事、思ったこと、蘊蓄、記録

昔の自由研究

 近所の小学生が朝顔の観察日記を描いてました

 

 今でもこういう宿題があるのかと感心してしまいました

 それともこの辺りの学区が田舎で遅れてるとか無い?

 

 俺が今どきの小学生だったら、

 スマホで毎日撮影してタイムラプス動画にしてまとめちゃうけどね



 

 アラフォーのおじさんが何を言ってるんだって思うかもしれませんが

 小学1年から中学3年まで9年連続表彰圏内だったぐらいには独創性のある自由研究を提出していたキッズだったんですよ

 

 小学1年は「交通量調査」です

 当時はマンションに住んでおり、マンションのベランダからは橋の上を走る県道と、橋下の生活道路が見えてました

 そこで、普通車を「|」トラックを「-」バスを「◯」タクシーを「レ」として、1ページ1時間として左を県道、右を生活道路の枠にしてノールックで1時間毎に火水木と日曜で2週間計測しました

 そして最後にそれぞれの日付と数をまとめました

 かなり根気のいる作業でしたが車を見るのが好きで張り付いてやりました

 

 小学2年は「公共交通機関の広告」

 タクシー・バス・電車に乗って、そこで目にする広告の種類をまとめました

 旅行や野球観戦のついでに全てメモして、電車は沿線のマンションや施設・TVCMのような広告、バスは路線内の地域性が濃い広告、タクシーは働く人募集ばかりなど

 

 

 小学3年は「卵と塩水で浮力の実験」

 小学4年が「炭酸水をつくる」

 

 どっちがどっちだったか忘れましたが、

 卵を浮かせる実験は、駄菓子のボックス容器に水はって新鮮な卵を入れ、塩水を大さじ1ずつ溶かしてどこで浮くかを毎回写真を撮って計測

 浮いたところで入れた塩の量から密度を計算

 それぞれの写真と一緒に添付しました

 

 炭酸水は重曹クエン酸を薬局で買ってきて、40℃のお湯、水道水、冷蔵庫の冷水でそれぞれペットボトルに二酸化炭素ガスを入れてシェイク

 凹み具合の写真をそれぞれ撮って、さらに口にしてピリピリ具合を比較

 冷たい方が溶けやすいので凹みが大きくピリピリも強いって実験

 

 小学5年生は「車の燃費」

 出掛ける事に、父親に満タンにしてもらって走行距離と給油量で燃費を計算

 それぞれの走った場所、状況条件、車に載せていたものを書いて何が燃費に影響するかを記録

 

 小学6年生は「お線香で風洞実験」

 お線香を発泡スチロールに横向きで刺して、透明の衣装ケースか何かの底をくり抜いてネコの爪とぎ用の段ボールを重ねたようなものを貼り付け、底側からハディファンを逆向きにして線香の煙を吸い込ませる装置を作って、そこにF-1マシンやレーシングマシン、スポーツカーなどの車のプラモデルを作って入れ、線香の煙の流れを背景に黒い紙をかざして撮影

 

 この実験はマジで気合の入ったものだったので、中学1年でも同じものをそのまま提出して同じく表彰

 審査機関が違ったらしく小6のときと同じように高評価を得た

 

 中学2年は天気予報の実践

 図書館で気圧や天気図、天気予報の仕方や天気の結果を調べて、夏の間、毎日翌日の天気を独自に予想

 翌日、気象庁発表の予想と結果を毎日照らし合わせてみたもの

 毎日、予想の理由を示して、相違を調べてまとめたもの

 

 中学3年は「自重トレーニング一覧」

 体中の筋肉を調べ、ハムストリングや大腿四頭筋などがどういう身体の動きをしたら使われ、どういう方向に負荷をかければ鍛えられるかを一箇所一箇所調べて、それらを夏休みの間実践

 体重と体脂肪率と各部位のサイズを計測しつづけて変化をまとめました

 この自由研究はまじで身体に大きな変化をもたらして、それまで平均的な中学生ボディだったのが、しなやかマッチョになって秋の体力測定で筋力が問われる種目はぶっちぎりで校内トップになるぐらい飛躍したので良い思い出です

 

 こんな義務教育の夏を過ごした独創性あふれる小学生も、それから20年以上の月日を過ごしました

 はたして、どんな大人になっているのか

 気になりますよね

 

 まさかまさか、自宅警備員ですよ

 それも身体を壊して心身ともに崩壊気味

 あんなに逞しく育った中学3年生のキッズが見る影もなく

 中学高校と皆勤賞だった超健康体がまさか20年で難病持ち不健康体になるとは誰が想像できたでしょう